楽天運営の無料レンタルサーバーが終了

とある道路関係のホームページを見ようとした所、楽天運営のインフォシークの無料レンタルサーバー「isweb」のサービス終了の案内が表示されていた。そのホームページはインフォシークの無料レンタルサーバーで運営してきた。インフォシークの無料レンタルサーバーは容量が50MBで、ページの上下に主に楽天関係の広告バナーが表示される様になっている。有料オプションで広告バナー非表示のサービスもあった。尚、有料サーバーのサービスは継続される。

私も初代登山サイトの時代はジオシティーズと平行して使っていた。サーバー容量が当時僅か12MBと少ないジオシティーズを主にトップページをはじめとするメニューページに使用していた。その一方で、50MBあるインフォシークの方は、縦走記録など写真などの画像が多くサーバー容量を食うページに充てていた。

当時はまだ有料サーバーを使用しておらず、手探りでスタートした結果でもあった。そもそもホームページ自体当初は試験的に近い形で開設し、既に記録として完成していた南アルプス全山縦走をメインコンテンツとして少しずつコンテンツを加えていった。1つのホームページを複数の無料サーバーで運営するのは、無料ブログサービスでも1GBを超えるサービスが存在する今となっては考えられない仕様である。

しかし、1つのサイトに複数のサーバーでは効率が悪い事に気づき、サーバー周りを含めたリニューアル作業に着手していく。そして2004年6月に有料の大容量サーバー・独自ドメインでリニューアルサイトとして再スタートしたが、かなりの部分の山行記録は新サーバー上に移転したもの、南アルプス全山縦走などの大きな縦走記録は間に合わなかった。それでも2005年春までにはこれらの縦走記録を含む全てのページが新サーバーに移転完了し、インフォシークの無料サーバーは役目を終えた。

今やブログで手軽に情報発信できる時代であり、楽天自身も楽天広場というブログサービスを展開している。わざわざホームページとして立ち上げる者は少数であり、無料ウェブスペースの需要は低下するのも当然である。これまでもいくつか有名なホームページサービスが終了してきたが、時代の流れだろうか。こういう形で捨てられるのは主にライトユーザーなのが悲しい所だ。

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