この度20日にウェブ系の職業訓練の選考を受けたが、22日の夕方結果が郵送されてきた結果を見た所、合格である事がわかった。近々手続に行ってくるが、来月13日から訓練開始で、期間は6ヶ月に渡る。その間に技能や資格を身に付け、就職を目指すかSOHOの道を目指す事になる。終了が12月となると既に冬の仕事が始まっているが、今度こそ自分の道を目指す態勢でいく。
そのため、ここ数年ばかりやってきた冬場の仕事に就かず、そのまま引退する可能性が高い。この間は冬場の山岳活動やスキーもできず、ネット活動やホームページ作成はもちろん、如いては独立や転職のための勉強も不十分になってしまうという悪循環である。ここにきてようやく半導体工場を切られてから続いてきた呪縛からようやく開放されそうである。
昨今感じている事であるが、半年も関係ない仕事に追われて頭を使わないと、ホームページ作成などで感触を忘れてしまう感じがするのである。ここにきて頭を使い、ようやく思考回路が動く様になってきた感じがするのである。それを考えると早めに今回の様な可能性を追求すべきだったと思わずにはいられない。
職業訓練を受けるのは約10年振りとなる。あの時はFA(工場生産自動化)システムの学科で5ヶ月間訓練を受けた。本来なら半年だが、その半導体工場へ就職が決まったため、訓練はその月の末までとなった。信じられないというか、就職して3ヶ月で切られてしまったのだ。以後専門に近い所を中心に就職活動をしてきたが叶わず、当面は関係のない仕事でつなぐしかなかった。
だが、なかなかいい所はなく、特に切られてから2・3年は働いたり半ばニートになったりという状態だった。多額の資金があればすぐにでも大学院か専門学校への進学を考えていたが、当然ながら家には資金がなくひたすら働くなりするしかなかった。そのため、長時間労働な仕事でも我慢して頑張ってきた所もある。正直な所、数年前の段階で今回の様な新たな職業訓練を受けて転身したいものだった。
それこそ、10年前となるとウェブ関係で飯を食おうなと毛頭もなかったものだ。ただ、これまで手書きで作成した南アルプス全山縦走記録を電子化し、ホームページとして公開できたらより多くの人に見ていただけるだろうというという考えが、自身として初のホームページ公開に漕ぎ着けた。当時はあくまで趣味であったが、負けず嫌いもあってか作成・運営能力を高めていくのである。それがその道に進もうというきっかけにつながった事は間違いない。
専門の仕事をもうきっぱり諦めて営業とか運送などの仕事をすればいいのではないかと言う声もあるが、切られてからしばらくというか現在でも諦めきれない気持ちがあり、そういう気持ちで取り組んできた事が今日まで生き永らえてきたものだ。営業・配送だった亡き父からは「一般技能ではダメだ、特殊技能を身に付けろ。」と言われて来た事も大きな影響となっている。正直な所、500万円でも1000万円でも注ぎ込んでもいいからやりたいものがあるのは確かだ(登山の海外遠征ではなく)。
特に運送は寝られない様な仕事が多く、体を壊して数年以内に過労死若しくは事故死となるリスクは大きい。それは私が何度か行ってきた長期縦走と比べても相当に過酷なものである。私自身半導体工場を切られてから1・2年以内に宅配便の軽などでの配達をやったのだが、12月の繁忙期はほぼ休みなしで朝から深夜まで働いた上に安い賃金で、とてもでないが一生やっていく仕事ではないと感じ、きっぱり辞めてしまった。この頃の自分の体調を考慮すれば、とてもでないが定年まで勤め上げるのは無理と言ってもいいだろう。