<下記の記事より引用>
19日午前9時40分ごろ、愛知県美浜町北方の「戸塚ヨットスクール」の男性コーチから「人が3階から飛び降りた」と110番があった。県警半田署によると、同スクールの寮西側通路で入所者の女性(18)が倒れているのが見つかったといい、病院に搬送されたが死亡が確認された。自殺とみて調べている。女性は16日から入所していたという。
同署によると女性は直前、コーチ1人と別の入所女性1人の計3人で、地上3階建ての寮の屋上で布団を干していた。作業中に約1.5メートルのコンクリート製の屋上のへりを乗り越え、西側路上に転落したらしい。同スクールは戸塚宏校長が情緒障害児に効果があるとして76年に美浜町に開設したヨット訓練校。(記事ここまで)
「ヨット操法指導を手段として人格を形成する」事を目的としており、激しいスパルタ式教育で問題児や不良少年少女を矯正していく事で有名だったスクールである。80年代半ばには当時再三テレビやニュースで取り上げられていた。だが、その激し過ぎる訓練や体罰により度重なる死亡事故が起きており、問題となっている。
20数年前当時ですと子供がよく悪い事をしたら親が脅しで「戸塚ヨットスクールに入れてやる」と言うのが合言葉みたいになっていたものだった。その位インパクトがあったものである。近年は再三取り上げられないもの、今回の様な事故がある度に取り上げられている感じだ。
尚、校長の戸塚宏氏は1983年にコーチと共に監禁・傷害致死の容疑で逮捕され、1986年に保釈されている。最終的に上告が棄却されて有罪が確定し、2002年~2006年の間に服役している。80年代当時は主に校内暴力や家庭内暴力に、昨今では引きこもり・ニート問題に取り組んでいる。