堕ちたサラブレッドの最後の悪あがき

<以下の記事から引用>
イギリス人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22)の遺体遺棄事件で逮捕された市橋達也容疑者(30)が、警察の調べで経歴などを聞かれた際、「両親は医者だが、自分は医者になれなかった」などと話していることがわかった。一方で、事件については依然として何も語っていない。

市橋容疑者は、取り調べで経歴などを尋ねられた際、「両親は医者だが、自分は医者になれなかった」などとコンプレックスともとれる発言をしているという。

一方で、死体遺棄容疑やリンゼイさんのことを知っているかどうかなどについては、依然として何も話していない。

市橋容疑者「自分は医者になれなかった」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1018412&media_id=88

市橋容疑者は両親とも医者というまさに「サラブレッド」というべき血統だが、残念ながらこの様な重大事件を引き起こした点では「堕ちたサラブレッド」であろう。トレーニングをしても勝てない、勝てる見込みがない馬になり切ってしまった様なものである。

サラブレッドは勝てなかったり、トレーニングしても勝てる見込みがなければ肉用として処分されるという。折角過酷なトレーニングを積んでも勝てなければ意味がないのであり、馬自身にしてみれば過酷な運命なのである。勝てない馬に多額のコストをかけるのは無駄であり、まさに市場原理といった所か。

「食肉になる運命となった堕ちたサラブレッド」の最後の悪あがきなのだろうか。だからといってあれだけの殺人事件を引き起こしたのは身勝手なものであり、完全に自分を捨てたと言ってもいいものである。

あれだけ経済的援助があるなら、もう一度(医者に)再挑戦するとか、会社を作ったり様々な可能性に賭けてみるとか、そういう気迫が感じられないのは残念である。

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