転職活動の重要性(前編)

これまでやってきた仕事は特に冬場は劇的に忙しいため時間の取れなさは深刻であり、将来家族を作った時など今後の事を考えると「これでいいのか?」と思える程だ。私の山行記録でもここ数年概ね12~3月のまともな記録はないが、本格的な山登りはもちろんスキーにも行けていないのである。場合によっては11月あるいは4・5月も満足に行けていないのである。

その仕事及び関連する仕事を冬シーズンのみならず通年で仕事ができたにせよ、夏場も休日が少ない事には変わりはない。そうなると当然山登りだけではなく、ホームページ作成やインターネット関連のビジネスなどにも支障が出てきている。いくら「とりあえず就ける仕事」とはいえ、いつまでもそれでいいとは思えないものだ!

これまでの仕事はそれで将来やっていくというよりは、当面それでお金を貯めて進学に備えようとしたものである。化学系の就職活動を行ってきた中で、必要なものは大学院への進学とわかっていたからである。仕事をしているうちに仕事で資金を貯めるだけでは限界がある事に気づき、インターネット関連の仕事でやって行けないかを追求し出した。もっとも、佐○急便の様な所で何年か働いて貯めるという手もない訳ではないが、そこまでの根性は残念ながらなかった。

そのための「転職活動」は既に3年前に行っていた。当時でも「こんな業界には戻りたくない」という気持ちであり、秋頃誘いの声がかかってきたにもかかわらず拒否した。従って、その冬シーズンはそれまでの仕事には就かず、ひたすらインターネットビジネスに関する活動を行ってきた。だが、思う様な結果が出せず経済的に差し迫っていたため、違う会社だがその業界に出戻りする事になってしまった。

ウェブ関連あるいはインターネット関連などの仕事は独立してフリーランスという道もある。一方、自分がとりあえずやってきた仕事は残念ながらそういう道はない様なものである。近年はインターネット関連のビジネスで成功し、いわゆる「セミリタイア」を達成される者が続々と出て来ている。そういう方法で独立して自分の時間が作れれば、余裕ができれば長期縦走や進学に対する取り組みもできる様になる。とりあえず就ける仕事を続けていくのでは極端な話、定年まで長期縦走はできなくなるものであり、「セミリタイア」など夢のまた夢である。

それに大学院などに進学するためには進学試験を受ける事になり、そのための受験勉強も必要である。これまでやってきた仕事を続けていく事になればそういう時間すら割く事ができないものである。事実2005年頃進学の準備をしようとしたが、勉強時間が取れなかった事と進学資金が不足した事で断念し待った歴史がある。

専門系と関係のないこれまでの仕事は無駄以外の何者でもないのであり、なるべくならしないに越した事ないのである。もし「奨学金500万円貸し出しますよ」っていうのがあれば数年前なら飛びついていたかもしれない。だが、現状姉の奨学金が300万円以上が残っており、最悪の場合私がそれを負担しなければならなくなる。それも考えるとインターネットビジネスなどで一本立ちしていく事は尚更重要である。

それに大学時代から長期縦走を行ってきた自分にとって、自分の時間を作れる可能性がある起業という概念がなかったかというと、あながしもそうでなかったりする。むしろ大学最終年次に地元で開催された「起業家大学」のセミナーに参加した程である。更に卒業して札幌に帰ってきてからも「起業家セミナー」に参加したのである。それを考えるとここ10年間(いやもっと長いかも)の低迷振りは目を見張るばかりであるのだが。

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