<以下の記事より引用>
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は24日、セ、パ両リーグの第2ステージ(6試合制)第4戦が行われ、札幌ドームでのパは、リーグ優勝の日本ハムが2位の楽天を9-4で破り、アドバンテージの1勝を含めて4勝1敗とし、2年ぶり5度目の日本シリーズ進出を決めた。
日本ハムは一回に1点を先制し、二回に森本の2ランなどで3点。楽天の反撃を継投でしのぎ、終盤にスレッジの3ランなどで突き放した。
セは王手をかけている巨人(リーグ優勝)が、東京ドームで中日(同2位)と対戦。一回に敵失と亀井の適時打で2点を先取し、三回にラミレスの適時打、谷の満塁本塁打で一挙5点を奪った。三回を終えて7-0。(記事ここまで)
「日本ハム、日本シリーズへ=セは巨人がリード-プロ野球CS」
ファイターズがイーグルスを9-4で破り、2年振りにのリーグ優勝同様日本シリーズ進出を決めた。ファイターズは2006年・2007年もレギュラーシーズン1位であり、プレーオフ・クライマックスシリーズを勝ち抜いて名実共にリーグ優勝・日本シリーズ進出を決めている。今回はエースのダルビッシュを故障で欠いているもの、アドバンテージの1勝を含め4勝1敗でイーグルスを下した。ダルは日本シリーズでも出場できないそうなのできつい所である。
ファイターズは本拠地を札幌ドームに移してから6年目のシーズンだが、その間実に3度もリーグ優勝し、日本シリーズに進出する事になる。それ以前は東映(フライヤーズ)時代の1962年と日本ハムになってからの1981年でしかない。尚、東京ドーム時代は一度も優勝はない。
尚、セ・リーグはジャイアンツがドラゴンズを8-2で破り、こちらも日本シリーズ進出決定である。ジャイアンツは2007年にリーグ優勝した時はクライマックスシリーズ第2ステージで敗れ、シリーズ進出は叶わなかった。対戦カードはジャイアンツとファイターズで、同カードによるシリーズ対戦は1981年以来28年振りである。当時は共に本拠地が後楽園球場であり、「後楽園決戦」とも呼ばれた。
イーグルスの野村監督にとってはこれが最後の指揮となり、試合終了後両チームにより胴上げされた。これまで南海(現ソフトバンク)・ヤクルト・阪神で指揮され、社会人のシダックスを経て楽天で指揮されてきた。そのうち南海・ヤクルトではリーグ優勝に導かれ、特にヤクルトでは3度日本一に輝いている。阪神では3年連続最下位だったが、楽天では最下位は最初の1年だけであり、今シーズンはついにAクラスに導かれた。今やファイターズを代表する1人である稲葉は、ヤクルト時代に野村監督の元でプレーした。
それにしても第2ステージで対戦したイーグルスの躍進振りは目を見張るものがあった。それこそ、5年前の球団創設時では考えられないものである。「100敗するのでは」と囁かれた1年目は開幕戦こそ勝利したもの、2試合目にいきなり0-26で大敗し現実を見せ付けられた。以後2度の11連敗をはじめ黒星を積み重ね続け、終わってみれば100敗近い惨敗だった。あの戦力ならば誰が監督であっても最下位であり、例えノムさんだったとしても最下位は免れなかったでしょう。