18年3月室蘭~宮古にフェリー就航 震災復興へも

7日に昨年から検討されてきた室蘭~宮古のフェリー航路が川崎近海汽船により2018年6月に開設される事が正式に発表された。室蘭港は2008年に全てのフェリー航路が廃止となったが、当時就航してきた東日本フェリーの解散が大きい。これで室蘭港は10年振りのフェリー航路復活となる。

現在北海道と東北を結ぶ航路はいくつかあるが、岩手を直接結ぶ航路は初となる。航行時間は10時間と苫小牧~八戸航路より2時間長いが、長距離トラック運転手の休憩時間の確保が大きいものとなっている。フェリーは1艘で往復する様でどちらかの便が昼行でもう一方が夜行となるが、室蘭発の方が夜行となる。室蘭港が20時発で、宮古港は8時発となっている。

宮古は2011年の大震災で多大な被害を被った。まだまだ復興が進まない中、震災復興の起爆剤になれればという感じである。今後三陸沿岸道路や盛岡宮古横断道路といった高規格な道路網が復興道路として優先的に整備されていき、問題とされてきた物流網が整備されていくのも大きい。

当管理人は室蘭港発着のフェリーを直江津航路で過去に2002年9月に帰りで、2003年9月に往復で、そして2006年7月に行きで利用した事がある。新潟航路など他の航路は最低が2等ですが、この直江津航路は2等寝台が最低である。室蘭港は高速バスの産業会館前バス停から徒歩で20分程度と行けるが、直江津港は直江津駅から徒歩で1時間半はかかる遠さの上、バスの便がなくタクシーを利用した方がいいのが欠点である。尚、直江津航路を予約できなかった場合は新潟航路を利用した事もあった。

2016年3月現在、未だマイカーを載せてのフェリーの利用がない。新潟航路を利用して上越国境や南東北の遠征の構想も持っているが、まだ実現していない。あるいは秋田航路で北東北に行く遠征の構想もあり、今春の急行はまなす廃止によるJRでの移動のコスト増加分の転嫁としても考えられる。今回就航が決まった室蘭~宮古航路を利用しての三陸方面への遠征も構想に入っており、就航記念割引でもあればとひそかに期待していたりする。

上記のダイヤであれば、仕事が終わってからすぐ室蘭まで行くのであれば、17:30定時であれば相当飛ばしても間に合うのがきついものがある。従って、出発日がいわゆる半ドンか休みでなければならないでしょう。かつての直江津航路は室蘭出港が深夜であり、そうであれば仕事が終わってからでも間に合うのですが。

<参照記事>
「室蘭―宮古フェリー航路、18年6月開設 室蘭発は午後8時」(どうしんウェブ/電子版)

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「室蘭~宮古のフェリーが就航」

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