丹沢山塊縦走達成!

塔ノ岳からの蛭ヶ岳(右)・大室山(左)

塔ノ岳からの蛭ヶ岳(右)・大室山(左)

塔ノ岳からの大室山(右)・富士山(左奥)

塔ノ岳からの大室山(右)・富士山(左奥)

14日のお昼に富士山麓の篭坂峠に到着し、丹沢山塊縦走を達成した。3泊以上の縦走は昨年8月に行った谷川連峰縦走以来であり、2年続けて3泊以上の縦走を達成するのは2004年以来となる。昨年ザックとテントを10数年振りに一新して行った谷川連峰縦走で勢い付いた所でしょうか。

9日にヤビツ峠から大山を往復し、10日に丹沢山や蛭ヶ岳といった核心部を通り抜けて行った。11日にはいよいよ西丹沢に入って大室山に立ち、12日・13日で駆け抜けて山中湖に迫った。10日には富士山が望めたりしたもの、11日以降は雨に悩まされた。ただ、特に西丹沢は樹林がメインであり、アルプス的な尾根よりも悪天候の影響を受けにくい所も、この時期の縦走達成につながった。

昨年5月にもほぼ同じ計画で縦走に挑戦しようとしたが、色々不備やハプニングがあったりして断念してしまった。それだけに達成したいという思いは付いて回っていた。ただ、今回の遠征・縦走への下準備につながり、特に縦走後に行った富士山麓での参拝をスムーズにした。来年は久しく足を運んでいない九州か四国辺りに足を運んでみたいものである。

6月のみで3泊以上の縦走の達成するのは初となる。6月に行った縦走としては他に2008年に行った石鎚山系東縦走や、2000年の6月の終わりから7月の始めにかけて行ったニセコ連峰縦走がある。が、今回の縦走はいずれも上回るスケールである。6月は基本的に梅雨期に入りお天気が安定しないため、基本的に長期縦走は計画していない。

又、奇数年度では2003年9月の八ヶ岳連峰縦走以来、約10年振りの快挙となる。札幌に戻って以来、特に奇数年度はとかく縦走や遠征が行えなかった年が少なくなかった。偶数年度では縦走あるいは遠征を少なからず行っているのとは対照的である。特に2001年は北アルプス主脈全山縦走を実践しようとしながら当時の運送関係の社長に捕まり、結果的に7・8月に1座も登れなかった上縦走もできなかった苦い思いがある。他にも1999年や2007年、2009年も遠征や縦走を行わなかった。

百名山は10日に丹沢山に登頂した段階で86番目の達成となった。今回の縦走・遠征では山域周辺で富士山以外未達成の百名山がなかったため、達成が1座に留まった。残りは九州など中日本以西の山が目立つ。数多い中部の山々も大方登頂し、東日本に至っては僅か3座という所まできた。